日経産業新聞 1991年(平成3年)4月26日(金曜日)

東京ドームのトラス掃除 トータル・サービス

東京・水道橋の東京ドームはどういう方法で掃除するのか。オープン以来、1度も掃除していなかった屋根裏のトラス部分をハウスクリーニング業のトータル・サービス(本社東京都新宿区、社長山口恭一氏、資本金3000万円)が担当、掃除を終えた。ビルの外壁クリーニングで培った実績が評価された格好だが、トータル・サービスとしてもビル外壁とは勝手が違ったようだ。
ドームの掃除は、ビル外壁の掃除ノウハウを応用した。昇降装置の付いたクリーニング用トラック2台を25日間にわたって活用、トラス部分にさまざまな種類の洗剤や洗浄水を高圧で吹き付ける方法を採用した。作業はすべて夜中に行い、このほど、ようやく作業を終えた。
ドーム(球場)は1988年3月に完成、その間トラスなどの構造部分の掃除は行われていなかった。一方、こうした部分の掃除を手掛けるクリーニング業者もいなかった。そこで「どんなものでも奇麗にする」を売り物にするトータル・サービスにクリーニングの打診があり、同社としても「初の試みながらも、引き受けることにした」(山口恭一社長)という。