Sports Nippon

失敗の“洗い出し”で躍進

「経営者になろう」山口恭一、20歳の決断だった。

同じあやまちを繰り返さないで済む。
「会社が変わった」
“3K”(きつい、きたない、危険)についての質問にも「ウチは関係ない。アメリカの車使って、アメリカのノウハウで、仕事中も英語が飛びかって…格好いいから、人も集まる!」と立て板に水。
昨年2月、東京ドームの屋根裏、トラス部分を洗浄。88年オープン以来、同部の清掃は初めてとあって話題を呼んだ。「何でも洗います」を実証する絶好の宣伝機会にもなった。
90年2月にフランチャイズ展開を始めて2年間で47社が加盟する急成長ぶりだ。強気の言葉も出てくる。
「外壁もそうですが、ビル・メンテナンス会社のやらない仕事で“特殊メンテナンス”の業界を作りたい」が当面の目標。ただし「業界の中でのパイの取り合いは嫌い。常に(自分だけの)パイを作っていきたい」次の事業は、天井・内壁のクリーニング、カラーコーティングで7月からフランチャイズ展開を予定。「まだ3つや4つはアイデアを持っています、内容は言えませんが」と不敵に笑った。
(山口 孝)

米国製のワゴン車に洗浄機を積み込んで…「3Kなんて無縁ですよ」と語る山口恭一社長。

《山口 恭一》(やまぐち・きょういち)
▽生まれ 昭和30年(1955年)7月30日、福島県
▽学歴 宮城・仙台一高卒
▽家族 昨年2月結婚した婦人と一女(1つ)
▽愛車 ベンツ
▽趣味 「仕事をかねての米国旅行」
▽ポケットマネー 20〜30万円
▽年収 1860万円▽将来 「今の会社の上場を実現したら(55歳が目標)FC専門のコンサルタント会社を作りたい」

会社
▽本社 東京都新宿区西新宿
▽フランチャイズ展開 ハウスクリーニング120店、ウッドクリーニング70店、外壁クリーニング47社
▽資本金 3000万円
▽年商 グループ36億円、本部10億円
▽従業員 35人