昭和59年(1984年)1月23日(月曜日)日経流通新聞

当たってます ハウスクリーニング 便利屋から代行依頼

トータルサービス 山口 恭一社長

店舗や事業所などのハウスクリーニングを専門に手がけるようになって3年近く。関東、東海地区を中心に約70のフランチャイズチェーン(FC)店を持つようになりました。以前勤めていた会社で営業担当をやっていた時、独立を考えて副業にバケツ、ぞうきん、洗剤をかついで商店の店先の日よけテントを洗っていた経験が生きてきたわけです。汚れを取る仕事は繰り返し注文が来るものですからねらい通りになりました。
店舗や事務所の壁、天井、じゅうたん、家具類からソファ、シャンデリアまで何でも掃除します。内装だけでなく外壁やふろおけ、頼まれれば自動車も洗います。掃除のあとは害虫駆除のための消毒作業、湿度の高い場所での防カビ処理も手がけています。
顧客にブティックや飲食店が多いのは、商店街を中心に受注活動をしてきたからですが、最近では個人家庭の引っ越し時の清掃や、建築業者から新築住宅の引き渡し時の掃除を頼まれることもあります。町の便利屋から「自分の手に負えない掃除だ」として頼まれたのも自慢のタネです。
掃除だけやっていたのでは1回注文を受けると、その後2、3カ月は利用者との接触が途切れると考えて、室内用芳香剤や飲食店向けの制服の販売も手がけています。これらの商品を売れば月に1回はお客との連絡がとれ、それだけ売り上げも増えるからです。
じゅうたんの出張クリーニングに見られるように、個人家庭でのハウスクリーニングの利用は増えていますが、その頻度は年に1-2回という程度です。細菌や害虫の発生を防ぐには年に数回の清掃が必要ですから、まだまだ普及すると期待しています。