建設通信新聞 2004年(平成16年)11月1日(月曜日)

DAKARA元気 注目企業
(株)トータル・サービス

会社概要

  • 所在地=東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル
  • 設立=1982年
  • 資本金=7800万円
  • 売上高=約15億円
  • 事業内容=エコビジネス3業種(ビル・住宅・車関連)18事業フランチャイズ
  • 本部、新規フランチャイズ商品開発
  • 従業員数=60人
  • 電話=03-3340-0078
  • ファクス=03-3340-5430
  • 代表取締役社長 山口 恭一氏

住宅、ビル、車関連3分野のリフォーム、リペアで18事業のフランチャイズ(FC)を全国展開しているトータル・サービス。主に米国から技術を買い、日本の中小企業に売ってコンサルティングをしている。FCというものの、ただ技術だけを売っているわけではない。山口恭一社長は「資金繰り、節税対策、人材の募集、教育など“営業と人と金”のコンサルティングまでを行う」と、売った技術を広めるため、加盟店がどのようにすればうまく仕事ができるかまでを考えている。

ノウハウ生かしFCつくる

技術はあるが「全国展開、資金繰りの方法がわからない」という企業と一緒に、これまで培ってきたビジネスのノウハウを生かしFC本部をつくり出す“フランチャイズ(FC)メーカー”という事業も進めている。
同社は「捨てない、壊さない、取り替えない」をテーマに、FCと直営施工によって全国展開を進めてきた。現在リサイクルが注目されているが、廃棄物を出さないという環境にもっとも配慮した技術を扱っている。
「壊しても壊さなくても、どちらにも対応可能な技術を提案していく」
環境配慮技術の一つが9月に販売、施工代理店の募集を始めたVOC分解コート「ティオシールド」。可視光応答型の触媒によって、壁紙の接着剤などに含まれるVOC(揮発性有機化合物)を削減する。吹き付けるだけという簡単な施工も特徴だが、数値削減保証をつけたことが大きなポイントだ。山口恭一社長は「施工後にホルムアルデヒドの数値を測定し、減っていなければ施工代金は受け取らない」と、実際に数値で効果を見せることで、FC加盟店、施主が安心して使えるようにした。
「毎年一つは新しい商品を提案している」と、差別化への取り組みに余念がない。同社とFCだけでなくFC同士の交流も重視している。「異業種、異地域、異年代が交流し、アイデアを出し合って新しいものが生まれる」。これらの展開により、8月で559店弱のFC加盟店を、2006年に1000店、30年には30-50事業で1万店をめざす。
また、同社は基本理念に「人づくり」を掲げている。「会社の理念を統一し、賛同する人が集まってきてくれないと困る。その中から、自分を超える人をつくらなければならない。会社の発展はそこにある」と価値観が同じ人によって、会社が成長していくという考えをもっている。営業所がないことも「人づくりが難しいから」だという。

営業、人、金までコンサルティング