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次の年の六月からは部下は二〇人に増えて
課長になりました


成績は二週ごとの前期と後期で
集計され 前・後期総合の順位では
四〇くらいある課で うちの課が
毎回トップでした


よいときは
六〇人いる課の倍——
つまり六倍を売り上げ悪いときでも三倍の成績をあげ

私たちの課二〇名が断トツの成績を上げると…
翌年から下は一九歳から上は五一歳まで
最大五〇〜六〇人の部下をもつことになったのです


以降も売れている人や上司の意見を常に聞いて
いい所は真似し実行していきました


もちろん勉強や訓練も継続し
部下にもやらせました


それに加え実質営業時間(お客様と会っている時間)を多くすることを
心がけることによって浮き沈みが少なくなり 常にトップの成績を維持していました

私は働きはじめて四カ月後に四畳半から二DKのマンションに
引っ越し 年収は今のお金で換算すると三〇〇〇万円になっていました

あれほど就職するのに反対だった
両親も何も言ってこなくなりました

営業成績は(日々の知識習得+ 訓練)×実質営業時間
【お客様と会っている時間】×工夫×数字に対する執念
=常にトップランク営業マン
これは、現在の経営も同じ。

自分に厳しい人は成長する。
自分に甘い人は成長しない。


上司が厳しいほうが部下は成長する。
甘い上司は好かれるが、部下は成長しない。

圧倒的な成果を上げれば、年上の部下もついてくる。



しかし そんなある日


山口!!


はい


ちょっと来てくれ?