そうかねぇ…大学は出ておいたほうが
有利だと思うけど…
結局 親には許してもらえませんでしたが
私は決意を変えませんでした


このまま予備校生を続けても
中途半端なレベルの大学に入り
適当に勉強し 適当に遊んで…
就職活動を始める三年後には
同じように迷う自分が見えていたのです


とは言え 私はレジャー会員権が
売りたかったわけではなく
飛び込み営業ができ 高卒でも
大丈夫だったから決めたに過ぎません


多くの選択肢の中から
消去法で「経営者を目指す」ために
行き着いたのですが…
その選択は間違っていませんでした


よしっ
反対している親にはスーツを買ってもらえませんでしたが
静岡のおばさんにお願いして買ってもらいました

二〇歳と一一カ月…
ここから私の営業マン人生が
スタートしたのです